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2010年 06月 11日
最近やけにお金にかんするやりとりが多くあり、いろいろ思うところがあったし同じ業界の人は誰も書こうとしないので書こうと思いました。
お金のこと言うのはイヤラシイですもんね。 いろいろトラぶって権力に屈した会社から、雑誌に広告を出すので云々かんぬんで、とりあえず事前に報告しましたとの内容の電話をもらいました。しかも担当者じゃなく上司から。 広告費を出すお金もないとあれだけ言って、権利を奪い仕事の対価としてお金ではなく現物支給してきた会社なのに、ヌケヌケとよく言うなーと呆れました。 僕もやっている同じ通販カタログでもキット販売するらしく、思えばその会社を紹介したのは僕で担当者も同じだと思うとグッタリしてしまったよ。 商品もろとも水に溶けてなくなればいいのに・・・。あ、ぬるま湯だっけな。 先日某手芸系出版社より出版のお話をいただき打ち合わせにいくもマックでバイトした方が稼げるくらいの報酬で、そのまま担当者にそう伝えたら黙られてしまった。 大図さんが本を出すとき一番大事に思っていることってなんですか?って言われたけど、逆に他の作家さんはどうやって生活しているんですか?と尋ねたら旦那さんがいる方が多いです。との返答で、僕も旦那さんを見つけてからまた打ち合わせに来ようと思いました。 僕が手芸系の出版社から本を出せないのはそういうこと。 なんだか今日はすごく皮肉なブログかも・・・。ごめんなさい。 先月ブログで新しい本の制作を手伝ってもらうアシスタントを募集しました。 予想以上に応募があり、お断りしてしまった人もいるのですが、新たに4名の方に手伝ってもらうことになりました。 アシスタントと言ってもコンスタントに仕事があるわけではないので、本当に申し訳ないなと思うのですがそれでもやっていただけることは本当にありがたいです。どうぞよろしくお願いします。 応募のメールや面接をしていて感じたことはタダでもやりたいと言う人が結構いるなということです。 好きなことができるのでお金はあまり気にしないと言う方がほとんどでした。 なんか違うなと思うけど会社からしたらそういう人がいてくれるのは嬉しいですよね。手芸のメーカーや出版社を支えているのはそういう方達です。僕は決して多くはないと思いますが適正な謝礼を払いますよ。クライアントにしっかりどのくらい作業時間があってこれだけ手伝ってくれる方に支払いたいですと言いまくりますし。笑 本来であれば技術料をプラスしてくれてもいいくらいなのに、昔からの慣例なのか交渉はいつも大変です。 ふと思い出してみたら手芸部に居た女の子は内気な子が多かったような。僕みたいに何でもかんでも言う体育会系男子は業界的には目障りなのかもしれません。もう怖くてホビーショーには行けないよ。 よく僕の本やフリーチャートを使って作った作品を販売してもいいですか?というお問合せがあります。 結論から言うとNO!です。商品などに使ってもらう場合は使用料をもらっています。 ※もちろん個人で楽しむ分には全然構いません。 困ったことに営利目的ではないチャリティーバザーで販売したいというお問合せも結構あるのですが、聞かれたらいつもこう答えています。どのように受け取ってもらっても構いません。 ------------------------------------------------ 今回ご質問いただいた件につきましては これまでも何度かお問合せいただいたことがあるのですが 結論から言いますとお断りしております。 これはどの作家さんにも共通して言える事だと思いますが デザインしたものに対して対価を得ることが出来ないと 仕事が成立していきませんし新しい作品を作ることも出来ません。 ただ現実問題としてそのことを言われなければ気付きませんし、 バザーで販売しているのをたまたま僕が見たとしても 何も言えないかもしれません。 自分のデザインを好んで使ってくれることはとても嬉しいことです。 大量に作られて大量に販売されている場合はさすがにオイオイと言いそうですが。 要するに聞かれたら断ることしか出来ないということです。 幼稚園のバザーが楽しいイベントになりますように。 ------------------------------------------------ 今は無き雄鶏社の「クラシック・クロスステッチ」を最近よくソファーに寝転びながら見ています。 今から200年以上も前のデンマークのクロスステッチが多数掲載されている貴重な本です。 何度も復刻されているのでもしかしたらまだ手に入るかも。 この本は作品の写真以外に図案も掲載されているので今でも当時と同じものを作ることができます。 それってよくよく考えるととても不思議なことですよね。 200年の時と日本とデンマークという国を越え今尚当時の刺繍図案を元に刺繍を楽しむことが出来るんですよ。 200年前の人よ、今台東区で1人のおっさんがあなた達と同じように刺繍を楽しんでいますよー。ポテトチップスとコーラを片手に。当時の人はどういう環境でしていたんだろう。などと考えるのも面白いですね。 白夜書房より出版した「ぼくのステッチ・ブック」と「ホップ・ステッチ・ジャンプ!」が翻訳されアメリカで出版されることになりました。めでたい! ニューヨークのSOHOで個展をする際の名前は「TOKYO STITCH BOY」に決めました。オファーは無いけど。 僕が作った図案を知らない人が選んでくれて、僕と同じように刺繍の作業をしてくれて、それを誰かにプレゼントしてくれて、喜んでくれて・・・こんな素敵な連鎖がもっと広がるよう今日も針を持ちます。 あー竹薮に一億円入ったアタッシュケース落ちてないかなー。 まず竹薮探すのが面倒だなー。 ではまた!
by the_mint_house
| 2010-06-11 21:47
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